トラバ


白夢さん(id:byakumu)のところから。つか白夢さんのブログのトラバ率めっちゃ高いよな、自分。

ニートについての考察。

まぁ今、「働いたら負けかなと思ってる」ようなニートってそんなにいないと思うんだよ。つか政府はニートはそういうのばっかりだなんて本気で思ってたりしないよなぁ? 大体のニートは「仕事がうまくいかなかった」、「人間関係がうまくいかなかった」、「労働環境のいい会社に恵まれなかった」といった理由で挫折してしまった人間のほうが多いような気がするんだよ。

まぁ、いろいろ言っちゃうと普通の会社で血の小便が出るまで働かなくたって何とかなっちゃうんだよね。元手があればネットショップ経営とかアフィリエイトとかで馬車馬のように働く必要なく一般企業と同等の年収が得られる*1し、デイトレードとかパチスロとかで「働く」という概念を完全に捨てて稼ぐことも可能だし。某CMの「この世界の住人は『働く』という行為に取り憑かれている」って文句が少しなりとも当てはまっちゃうし。そういったものの存在を否定するわけじゃない。実際そういう稼ぎ方ではすべてが自己責任になる。損失を出せば自分が全部負担しなければならないというリスクがある。しかし、そういったリスクを背負うほうが、血の小便が出るまで働くよりはマシだと考えている人がいるのかもしれない。そういった人たちは真面目に会社の歯車として働くことに対して意義が見出せなくなっているのだろう。

少なくとも、ネットショップ経営やアフィリエイトは働いていると認めてもいいと思うんだ。ネットショップというものはひとつの会社として、そこで個人経営をやっているとすれば十分働いているといえるし、アフィリエイトでほかの会社の品物を代理販売しているというのもその会社の営業や販売促進に貢献しているともいえる。ネットという場において商売を展開するということは既に確立されていること。通信販売はれっきとした販売手法なんだからさ。今の状況でそういった行為を働いていると認めているかどうかは知らないけど。「働いている」ということを認める条件をもっと広げるべきだと思うんだ。「何らかの企業活動、もしくは勤労活動を行っている者」を働いているとしてさ。今は「企業に属している者、または商店を持ち、商売に従事している者」が働いていると認識されているんだと思うのさ。新しい勤労スタイルの確立とかやればニート問題とか解決すると思わない? ニートにもネット関連の知識や技術が豊富な人間も結構いるし。人間と関わるのが嫌でネットショップやアフィリエイトをやってるに人もいないこともない。それが正式に働いていると認識されれば意欲も沸くだろうしさ。

もしくは真面目に働くことに対するメリットを大きくする対策かな? とにかく「働く」ということに対する意義を誰もが明確に見出せるようにしないとダメだと思うんだ。「世のため人のため会社のため」とか「お国のため」とかそういう意義で働く意義を見出す時代は終わっている。ハッキリ言ってそんなものはどうでもいい。現代人は「個」を重視するんだから、それを考慮した勤労意義の定義を考えなければならないと思うんだ。労働者が「人間」として働ける環境を作ることが企業側にも求められるんじゃないかなぁ。企業の「消耗品」とか「パーツ」とかとして働くように強制するなら、誰であっても構わないわけだし。それなら最悪ロボットでいいわけだしさ。働いているときに人間でいられなければ働くのがツライ。人間として扱ってもらえなければ企業を信用できない。人間を人間として扱うことができてないから労働基準法が蔑ろにされてるんだよ。企業側は「誰」を雇っているかではなく「何」を雇っているのかを考えてもらいたい。人を雇うということは「消耗品」や「パーツ」を仕入れるのとは訳が違うということを認識して欲しい。「貴様の代わりなどいくらでもいるんだよ」というようなことは間違っても言ってもらいたくない。それこそ人間をぞんざいに扱っていることになるのだから。

禁煙関連並みに話題が長くなっちまった。

*1:ただし、こまめなリサーチやら商品選択やらをする必要があるが