TVタックル


若者のモラルについて考える、という議題。

歩きタバコとかは条例とかで規制すべきとしても、バカップルが電車内でイチャイチャしてるとかは条例で規制するものじゃないだろうと。何でもかんでも条例や法律で規制すればいいって話でもないわけで。それが進行し続けると人々の間に「法律や条例に触れなければ何をやってもいい」という考えが芽生える危険があるわけで。

注意をする大人に逆ギレして危害を加える、という発想がどうやったら出るか理解に苦しむ。私は喫煙注意してキレられても「じゃかあしい! おどれが悪いんじゃろがい!」と似非関西弁で怒鳴って終わらす(私は何かというと名古屋人です)。注意する側は虚勢を張ってでも強くあるべきなんだろうと。人間も動物なので本能的に強い動物には従うわけで。

ニート問題もやってた。でもこれは官僚目線だ。やはりニートが増えている現状だけしか見ておらず、その原因を究明する動きはない。上辺だけを見て解決する問題ではないと思うが。

現役ニートのインタビューなんかもあったけど、これは聞く対象を間違えてないか? こんなニートばっかりじゃないだろうし。


激論の中で「米国の介入が日本をダメにした」という説が浮上したりしてた。これはあるかもしれないと。米国の介入が大々的に行われたのは歴史中2回、幕末と終戦直後。それを行った人物の名前はペリーとマッカーサー。開国とGHQによる占領下政策だ。

幕末後、日本は開国し、世界との関係を持つようになった。だが、その結果日本は世界の悪い部分を積極的に取り込むようになり、戦争も積極的に起こしていってしまった。南京大虐殺は開国が行われていなかったら、恐らく起こらなかっただろう。その結果が太平洋戦争での日本の壮絶な敗北だ。

終戦後、GHQによって日本は再生され、民主主義の道を歩むこととなった。しかし、この最中で今まで信頼していたものすべてを失い、失意のどん底に突き落とされた国民は数多かったという。このため、国民は無気力状態になって緩やかに日本が腐敗したのではないかと考えられている。そして、所謂「団塊の世代」と呼ばれる世代が台頭、日本が高度経済成長期に入った際、大した苦労をしないで栄光をつかんだ為かろくに苦労を知らないで育ってしまったことが腐敗を加速させたのではないかという見方も強い。

「昔の日本はいい日本」というのもうなずける話だ。昔のいい部分を取り戻すのにはどう短く見積もっても20〜30年はかかるという。果たして、日本のモラルが回復するまでの20〜30年までに、日本は持ちこたえられるのだろうか?

それを今、次の世代に問われているのだ。