住基ネット
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050530/20050530it05-yol.html
金沢地裁のほうでこんな判決が出たようで。
個人情報の削除については同意したものの、住基ネットそのものの廃止にまでは至らないようだ。ということは、現状では司法判断でなければ住基ネットから個人情報を削除できないということなのだろうか?
一方、名古屋地裁ではこう判断された。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050531/K2005053100073.html
個人情報の削除にすら応じなかった。金沢地裁との差がある。
「住基ネットの利用目的は正当で、市はカードを発行する義務がある」とは言っているものの、現状では犯罪者や業者に悪用されているという実情がある。いかに行政が正当な利用目的と主張しても、それが簡単に悪用できることは大問題だ。せめて、悪用できないような方策をとってから住基ネットをすべきではなかったのか? それを怠った国や行政の責任は重い。
国民を12桁の番号で管理するというのは絶対反対なわけで。だって嫌じゃないか、突然「512818782276」とか言われるのは。こんなことをすると国は国民をパーツか何かだと扱ってるように感じるし。
住基ネットについてはこれからもいろいろな方面で争われていくことが予想される。その中で国が国民に納得いく説明と安心できる改善策が提示できるか、そこが問題だ。