北朝鮮


サッカーの方でも日本と対決するということで話題になっている。ここは、拉致問題の方に言及していく。

横田めぐみさんの遺骨のDNA鑑定結果を一切信用しようとしない北朝鮮。そして、DNA鑑定の情報を公開したことは“約束違反”だと主張している。北朝鮮という国は約束に異常なまでの拘りを見せる国だ。日本側の会見では基本的に公表しないことには了承したが、家族の了解があった場合公開してもよいかということに異議を唱えなかったとか。日本は沈黙を肯定とみなしていたようだが、向こうは沈黙は否定とでも言うつもりなんだろうか? こうなると主張が食い違う。どちらかが自分の都合のいい解釈をしていることになる。

思うに、向こうはどんな手を使ってでも拉致問題をうやむやにしようとしているように感じる。確かに、過去日本は北朝鮮に対し相当悪辣なことをしたことは事実だ。しかし、だからと言って報復とばかりに拉致問題を起こして人権蹂躙をしていい理由にはならない。

暴挙を暴挙で返せば、さらなる暴挙を呼び、争いの連鎖が構成されて戦争が勃発する。どこかで連鎖を断ち切らなければ手遅れな段階まで状況は悪化する。

日本・北朝鮮、双方が滅びの道を歩まないように互いに意見を擦り合わせ、妥協するところは妥協して双方納得のいく形で国交正常化を行わなければならないと思う。