世界がもし100人の村だったら


エンタの神様が野球で延長だったので全部見た。世界中には過酷な境遇で生きている人間はたくさんいるんだと思った。しかし、そこに手を差し伸べることについては慎重になったほうがいいのではないか? と思ったりする。単純に金や物資を与えるだけの救いなど、単なる“偽善”でしかないと思うのだ。本当に救いたいと考えるならば、自分の全てを投げ打って、自分の力で何かをしなければならないと思う。“お金では買えないもの”を与えることが真の救いではないだろうか?


私は悪人よりも偽善者のほうが始末が悪いと考えている。偽善者は慈善事業に見返りを求める。そもそも、慈善事業に見返りを求めること自体が間違っている。相手の立場を理解しない救いもまた、偽善だ。私としてはそんな偽善はやりたくない。そんな気分で慈善事業をやったとしても、やっつけ仕事になってしまうからだ。相手の気持ちを理解できるまでは迂闊に手は差し伸べない。そう決めている。